切り口が違えば違うものに見える
私は20代半ば、学生の頃に自分がやりたいと思っていた職業につきました。その時にある方から「順風満帆だね」と言われたことを思い出しました。
そもそもそのポジション自体の働き口が多くないこともあって、なりたくてもなれない人は少なくないし、私は当時最年少でそのポジションについたので、『順風満帆』だと思われたのだと思います。
けれど、私はいわゆる順風満帆とは程遠い道を通ってきたと思っています。
中高時代の友達は、私がその職を得るまでの道のりを知っていたので
『本当苦労してたもんねー』と言ってました。
実は、それもそれで自分の中ではしっくりきていませんでした。
私はそのポジションに絶対につけるという(根拠のない自信による)前提で学生の頃から何年も無給インターンをしたり、勝手に東京に出てきたり(笑)していたのですが、その職を得るためのプロセスの一環として捉えていて、特に苦労とか辛いとか全く思ったことはありませんでした。むしろ自分の好きなことばかりしていたので、楽しくて仕方ありませんでしたし、なんというか、ニュートラルに近い感覚?でした。ただ、ちょっと遠回りはしたかなーとは思っています。
同じものを見てもどこから見るかによって見え方が違うのって面白いなと思うと同時に、『切り口』って大事だなと。
私が大好きで毎週録画しているアナザースカイという番組は、この『切り口』が素晴らしいと思って見ています。同じ人を取り上げている他の番組を見たときよりもその人のファンになってしまうような。。(実際に経験あり)また、ご存知の方も多いと思いますが音楽の使い方も抜群にセンスがよくて、このタイミングでこれ流すのかーと涙することもあります。笑
私は自分視点になりがちなので、ここから半年くらいはいろんな切り口を意識的にに取り入れたいと思っています!
娘2歳
週末の午前、わたしが疲れて寝ていると娘がトコトコやってきて
ママ、寝てるのー?
と一言。
いつもならママ起きてー寝ちゃダメー!!の一点張りなので、戦々恐々としていると
「ママ、いつもたくさん遊んでくれるから(←言葉は若干間違いつつ)、今日は寝てていいよ。」
!
驚きと同時に感動して号泣(しかし、疲れていたためすぐ二度寝)。
娘2歳。保育園に通い始めて1年以上が経ち、私の想像以上に日々いろんな事を感じ、成長しているのかもしれません。
子育てって、もっとゆっくり時間が進むものだと思っていましたが、3-4年後には小学生、10年後には中学生。意外とあっという間。
娘が幼稚園に通うようになったらフルタイムばりの時間で仕事をする(予定)なので、とにかく色んなチョイスを用意してあげるために、今のうちにいろいろ調べておきたいと思っています!
BOOK 11 図解 モチベーション大百科
著者:池田貴将 2017
前回に引き続き、じっくり吟味する派の私がまたしても即買いしてしまったこの本。
昨年末に2か月ほどかけて久々に心理学(行動心理学)のインプットをしたのですが、自分の知っている情報以上の資料が全く見当たらず、壁にぶち当たっていました。
通常の心理学の教科書や本は、この実験でこの理論が導かれました、というバックグラウンドの部分がとても長いですが、この本は簡潔に、いろんな理論がまとめられています。
私のように、心理学が専門ではないけれど仕事上活用するという場合には、論文を読む際の辞書のような使い方もできます!
基礎の徹底
子供を抱っこしていて手がいっぱいで、軽い気持ちで手に持っていたブロックをぽんっとソファの上に投げた瞬間
ママ、投げちゃいけないよ。
と娘(2歳)から一言。
子育ても仕事も、基本的なことをいかに徹底するかが何よりも大切と言いながら、こういうところだよねと大反省です!!
『誰』として発信するのか
半年ほど前、NHKで放送されていた番組に出演していたマインドフルネスの研究をしている方。とてもわかりやすく砕いた説明をされていて、久々に子供がいる中でじっくりテレビを見た覚えがあります。
その中で、
マインドフルネスって昔からあるものなんです。茶道や華道だったり、日本の文化には心を落ち着かせて取り組むものは文化として根付いていた。それを今取り戻しているだけなんです。(かなり私の言葉にアレンジしているかもしれません)。
といったコメントをされていた。一歩下がった客観的な意見を述べられるというのが本物の専門家。これが正しい!これはいいんです!だけでなく、総括的な視点で伝えていく。これは私の目標でもあります。
scope of practiceというアイディア
働き方改革の流れなどありますが、そもそも日本って『マルチ』に色々こなすという文化ではないでしょうか。(なので、副業解禁なんかも実は日本の文化にとっても合っている気がしています。)逆に言えば専門職、専門家というものの定義が比較的あいまい。副題にしたscope of practice、これは専門家の職業範囲 という意味。日本語で検索したら意味が出てこなかったので驚きましたが、やっぱりそういう概念が薄いからだと思います。
はじめにも書いた働き方改革で副業やスラッシャーとして生きる人が増える中、専門家(専門家でなくても)の職業範囲というのは一度考えておくべきなんじゃないかなーと思っています。もちろん、法律的な規定がない場合には例外はあっていいと思います。むしろあったほうが物事の掛け合わせで面白いことが生まれる場合も増えると思うので。ただ、あくまで私の考えですが、基礎の上に応用が成り立つからこそおもしろくなり、基礎の部分はあくまで基礎として、そこを崩してしまうとカオスになってしまう気がします。
どの立ち位置から発信するか
これは自分に対してのリマインド。いろんな肩書きを持つ『自分』として発信しているこのブログはとても書きやすいです。私は自分の分野のブログも書いていますが、そちらとこのブログを分けたのには、そんな考えがあったのかなーとまたも書きながら思っています。(ブレストしてから書くと宣言していたのに)こんな感じで未知の終着点いたどり着くのも、『自分』として発信しているからこその面白みだと思っています。
【記録】下半期の目標
20017年もついに下半期です。
まとまった仕事が終わった週末の夜に、ちょっと息をつきながら下半期の目標を立てました。ざっくりまとめると、7月から12月は基礎固め期。この先の土台を作り上げる時期にしようと思っています。
ここまではいろんなことを手探り、独学でやってきました。自分の手でやってみる、というのには絶対的な理由があって、これからもこの基本スタンスはそのままです。
ただし、そこを軸として、少しだけパターンを崩していくところも出して行く予定です。自分だけでできないこと・できないこと を明確にして、『自分が本当にやりたいこと」を達成するために人に頼む、というサイクルを作り出すことに慣れていきたいです。
ちなみに、私は無理そうとかちょっと無防な目標が大好き!短期目標は現実的、長期目標(10年後くらい)は大きく、目標、というと行動の積み重ねの先にあるようなイメージなので、どちらかといえば妄想に近いかもしれません。。
そういう無防な妄想的な目標は、達成するためというよりは自分のアドレナリンのため。笑 旅行に行く!とか遊びに!という世間的に『ご褒美』と言われるものが、私の場合は大きな目標だと思っています。
『多動力』を考える
今朝主人と心理学の話になって、学生の頃の心理学のクラスでのある学生の発言をふと思い出しました。
アメリカでは多動性を伴う注意欠如障害であるADHDの人口がとても多く、治療薬の乱用が大学等では長らく問題になっています。そんな感じのトピックで授業が進められる中、
そもそもアメリカを見つけた人なんて、ヨーロッパから船でやってきちゃうくらいの『多動性』を持っているわけで、その末裔であるアメリカ人たちにADHDが多くでも不思議じゃないでしょ。
という発言をしていた学生が。まさにちょっと前から話題の本のタイトル、多動力。10年以上前にその発想があった彼、すごいなというか、アメリカ人のThink outside box的発想すごいな、と思ってしまいました。(結構優秀な子だった気がする。)
堀江貴文さんの『多動力』という本の中では今の日本の働き方などとリンクした意味合いが強いですが、多動力こそやっぱりパイオニア精神の根源なのかもしれない、と改めて身にしみた朝でした。